- こうはい
- I
こうはい【交配】次世代を得るため, 生物の二個体間で受粉あるいは受精を行うこと。 かけあわせ。→ 交雑IIこうはい【光背】仏像の背後についている, 仏身から放射される光明を象徴的に表す装飾。 頭部のものを頭光(ズコウ), 身体部分のものを身光, 両者をともに持っているものを挙身(コシン)光という。 後光(ゴコウ)。 御光(ゴコウ)。IIIこうはい【向拝】社殿や仏堂の正面に, 本屋から張り出して庇(ヒサシ)を設けた部分。 参詣人が礼拝する所。 御拝(ゴハイ)。→ 階隠しIVこうはい【向背】(1)従うことと背(ソム)くこと。
「~つねなき人情」
(2)物事の成り行き。 動静。「天下の~を決する」
(3)互いに背を向け合うこと。 仲たがいすること。V「兄弟の御中~におはせしかば/保元(上)」
こうはい【好配】(1)よい配偶者。(2)株などで, 配当がよいこと。VIこうはい【後拝】⇒ ごはい(後拝)VIIこうはい【後背】うしろ。 背後。 背面。VIIIこうはい【後輩】(1)学校・職場などに, あとから入ってきた人。「大学の~」
(2)あとから生まれた人。 また, 学問や技芸の道であとに続く者。 後生(コウセイ)。 後進。⇔ 先輩IXこうはい【興廃】おこることとすたれること。X「皇国の~此の一戦に在り」「古来政府の~する理を説きて/日本開化小史(卯吉)」
こうはい【興敗】おこることとやぶれること。 興隆と衰退。 興亡。XI「天下百事常~/花柳春話(純一郎)」
こうはい【荒廃】(1)荒れてすたれること。 荒れはてること。「祖国が~する」
(2)うるおいのある状態でなくなること。 すさむこと。XII「~した生活」
こうはい【降灰】「こうかい(降灰)」に同じ。XIIIこうはい【項背】うなじと背中。~相望(アイノゾ)む前後の人が共に振り返る。 転じて, 大勢の人が続いて絶えることがない。XIVこうはい【高配】相手を敬ってその心くばりをいう語。 手紙などで使う。「御~をたまわる」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.